SAFTY DRIVING FESTA IN MAISHIMA 2008

〜身体障がい者の方の積極的安全運転講習会〜

日時:2008年12月13日(土)
場所:舞洲アイランド
主催:セーフティードライビングフェスタ実行委員会

今回のレポはsinさんです。
私も行かせていただきたかったのですが、体調不良のため断念いたしました。
そのぶんsinさんが気合いを入れてレポを書いてくださっています。
とても良いイベントだったというのがレポを読んでよくわかります。
来年は私もぜひ行かせていただきたいと思います。
レポの最後にsinさんが書いてくれていますが、こういう講習会をもっと多くのかたに
知って頂き、沢山の来場者がいらっしゃるよう、私達もお手伝いが出来ればと思います。
車やラリー好きでブログやHPを持っていらっしゃる方なら、イベントの広報をするというのも
一つの関わりかたではないかと思います。
来年は私ももっと早くからHPの方でお知らせをさせていただきたいと思います。


練習会の撮影やイベントで今年も何度も訪れた舞洲ですが、今回はセーフティードライビングフェスタを見に行ってきました。
当日は写真のとおり天気に恵まれて上着を着なくてもいい陽気な一日でした。

副題が「身体障がい者の方の積極的安全運転講習会」となっていますが身体障がい者の方限定ではなく、障がいのない人も参加できるイベントです。
主催のセーフティードライビングフェスタ実行委員会ですが、ラリードライバーの福永修選手がこれからもモータースポーツを楽しむために、社会への
恩返しの意味もこめてこの会を立ち上げ、自ら開催に向けて活動されたそうです。
詳しい事についてはご本人のブログ(2008.10.7以降)を参照してください。
http://www.osamu-factory.jp/weblog/


会場に入って係員の指示に従い駐車場へ車を停めると、最後に誘導してくれたのはなんと今年のJN-1クラスで優勝したメロン号のコ・ドラ、中村選手。
中村選手は地元大阪のキャッツファミリーモータースポーツクラブのメンバー。
会場には他にも関西のクラブの人が多数、応援に来ていたようです。

 
会場に入って先ず目に飛び込んできたのが、ハナコ号。
ラリー会場ではお馴染みの車ですが、ここでは花柄が目立つのか沢山の人が車を取り囲んでいます。
花柄コルト、通称ハナコ。

No25のゼッケン、07年かな?今回、新井選手はこの車でデモラン。
車はアライモータースポーツ製作、リアにはキャッツのステッカー。

 
こちらは今年のRJに出場していた長谷川選手のラリーカー(左)。奴田原選手はこの車でデモラン。
おやっと思ったのが、今年全日本ラリーJN-3クラスで優勝した村瀬選手のシビックType-R(右)。
村瀬選手も同乗デモランにドライバーとして参加していました。

 
この日は講師としても参加していた、全日本ジムカーナ、SCクラスで活躍している中嶋努選手の競技車(左)。
同じく、全日本ジムカーナSC2クラス、馬場和三郎選手の競技車(右)。

 
オープニング前に講師の勅使河原隆弘選手からスタッフを集めて安全運転講習会の手順、対応について説明。
その中で安全優先で行うことを強調されています。勅使河原選手はハンディーキャップレーシングドライバーの先駆者と紹介されていました。


会場を歩いていると向こうに新井選手の姿。

 
奴田原選手も発見。ステージ前で1枚。福永選手と奴田原選手、打ち合わせ中。

 
定刻になりオープニングです。お名前は忘れましたが司会を務めるのは神戸ユニバーサル研究会の方。紹介を受けて福永選手が壇上へ登場。

 
仕事やラリーの合間を縫って、このイベントの開催に向けて奮闘した福永選手。
最初は笑顔でしたが込み上げて来るものがあり思わず涙。
いよっ!男、キヨハラ! じゃない、フクナガ! (^o^;

 
その福永選手を見守る、御大二人と左から大井こずゑ選手、中嶋勉選手、勅使河原隆弘選手。
2005年に全日本ジムカーナを観に行ったとき、車椅子のドライバーがいることを知り驚きました。
資料を見返すと、その時のドライバーが中嶋選手でした。
  
その後も、来賓のスピーチが続いていましたが、ふと見るとその隣で手話翻訳もしています。

 
オープニングセレモニーが終わり、「身障者の安全講習会の開始」、それと同時にトークショウも開始しましたが、この進行には少し疑問を感じるところ。
今回の主題は体験型の安全運転講習会ですが、その点からすれば講習会に参加される人だけでなく会場に来ている他の人にも
講習会の様子を見てもらえるようにするべきではなかったかと思いました。
それにトークショウも1時間は長い。20分程度、長くても30分に収めるべきです。この辺のタイムスケジュールについては次回への課題と思います。

 
トークショウの司会は全日本ラリーにもコ・ドラとして出場している平山真理さん。 すごく手馴れていましたが、そういうお仕事ですか?

  
それにしても、豪華な面々です。ギャラリーが少なかったのが残念で、もったいない。
なお、今回ゲストの皆さんもボランティアで参加されています。

 
ブースでは中嶋一貴選手が実際にF1で使用したホイールも売られていましたが、そのお値段10万円!!
普通にアルミ4本が買えると思いますが、高いと思うか安いと思うかは人それぞれでしょうね・・・・・。(^^;


会場には、飲食物やグッズ販売のブースやJAFの衝撃体験車もあります。

 
その中でもこのハンバーガーは旨かった!今まで食べてきたハンバーガーの中で一番です。



 


昼食を挟んで、ラリードライバーの皆さんも安全運転講習会に講師として参加。参加者が運転する車に同乗してアドバイス。

 
新井選手はフォレスターのレプ車、奴田原選手はガルウイングのエボに乗り込む。
やはり他のメーカーの車には乗れないか? (^^;



 
講習の内容はというと、濡れた路面でフルブレーキを掛けてABSを作動した時の車の挙動の体感だったようです。
主催者としては、もっと路面を濡らした状態でおこないたかったと思いますが、この舞洲には水道がないため、水を撒くのも大変そうでした。
次回もここで同じことを開催するとなると散水車が必要ですね。

 

 
昼休みを挟んでデモランが行われ、同乗希望者の申し込み受付。
当初は入場券の整理番号で抽選を行う予定でしたが、最初に新井選手と奴田原選手がデモランを見せて、
それを見て同乗したい希望者の申し込み受付をすることに変更。
自分にも今回は十分チャンスがあったのですが、写真を写していると申し込みが出来ず・・・。(;;)

 
大井こずゑ選手。                      馬場和三郎選手。

 
中嶋努選手。                         村瀬太選手。

 
勅使河原隆弘選手。

この日は予定があり、このデモランの後で帰りましたが、その後も安全運転講習会と同乗デモランが行われています。

今回は初めての開催という事もあり、イベントとしては正直言うと課題も多かったと思いますが、その点については
福永選手自身もいろいろと感じておられることと思います。
しかし、イベント会社に任せると経費がかかり過ぎるからと、仕事やラリーの合間を縫って自ら行動して、
このイベントを実現させた福永選手には敬服いたします。
ご本人も来年も開催したいとブログで言っておられますが、有意義なイベントですので、ぜひともまた
開催していただきたいと思います。

福永選手、スタッフで参加された皆さん、お疲れ様でした。
また、このレポを読んだ皆さんにも、
来年はもっと多くの人がこのイベントに参加するように、広く知らせて頂くようにご協力をお願いします。